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地球から見りゃ微生物が書いてるブログ

headahand.exblog.jp

株式会社テイクアップアームズ 代表取締役であり競馬本作家& ライターをしている竹内のブログ

TFCC損傷 だけではなかった

TFCC損傷と診断され、サポーターで腕を固定して
早1週間が過ぎましたが、厳密にはTFCC損傷だけが
左手首の痛みの原因ではなかった。

MRI画像を見つつ、再度しっかり診察したのですが
笑ってしまうような状態でした。

まず、MRIの画像を見ると
素人の自分でもハッキリわかるような状態で
軟骨が切れていることがわかりました。

それがTFCC損傷です。

そして、軟骨が切れているので
その隙間から水が入って溜まっている状態で
MRIの画像を見ると、水のある場所が真っ白に
撮影されていました。

それは小指側の手首なんですが、
昔から手の中央部も親指側にも痛みがあり
「それも原因があるのかなぁ?」と思っていると
先生からその点についても聞く前に説明がありました。


先生「手の真ん中辺りも痛くない?」

俺「実は痛いんです」

先生「靭帯損傷してるよ」

俺「マジですかぁ・・・」

先生「でも、現状そこまで酷い状態じゃないから
悪化させなようにしないと」

俺「なるほど・・・、悪化するとどうなります?」

先生「ここの手術は無茶苦茶大変なことになるから
無茶しないようにしないと」

俺「そうなんですか・・・」


先生「でね・・・逆側なんだけど」

俺「はい (親指側だ・・・) 」

先生「血管が炎症を起こしてて
小指側の軟骨とは違う理由でこっちも水が溜まってる」


俺「えええ」

先生「ほら、MRI見て、ここ真っ白でしょ。」

俺「はい」

先生「こんなことには普通ならないから」


俺「じゃあ、小指側が軟骨切れてて、真ん中は靭帯損傷してて
親指側は血管がやられるんですよね。」

先生「スポーツマンとかならなることもあるけど・・・
何してる人なの?」

俺「文章書いたりとか・・・PC作業全般です。
それプラス筋トレとか、昔ドラムやってました。」

先生「昔痛めている可能性も高いねぇ。
軟骨は筋トレでピキッと音がしたときだろうけど。」


先生「注射打つ?」


ここで記憶は昨晩に戻る。

お世話になっている酒井先生と
自分の手の注射の話になったのですが、

「痛いぞ~~~~」

と散々脅されていたのです(笑)

ドSのNさんも嬉しそうにしていました(笑)


ということを思い出して一瞬回答に詰まっていると

先生「注射嫌いなら別にいいけど、でも治る可能性を考えると
打つほうがいいよ?」


そりゃそうだ、固定するだけでこんな状態から
治るわけがないことは重々調子。


俺「あの・・・死ぬほど痛かったりします?」

先生「(少し俺の手を揉み) 大丈夫大丈夫(笑)」

俺「じゃあ、お願いします」

先生「その前に、今手首回してみて?」

俺「はい・・・」

先生「痛い?」

俺「痛いっす」

先生「本当に痛い?」

俺「(そりゃいてーだろ) 痛いです。」

先生「オッケー、じゃあ打ちましょう」


診察室の奥へ行き、念入りに手を洗うよう指示され
看護師さんに消毒をされ、注射する準備を完了し待つこと5分。


俺「ん・・・?何か、人多くない?」

消毒した看護師さん、前回サポーターの説明をしてくれた
看護師の兄ちゃん、そしてもう一人・・・いや
右側に看護師のねーちゃんが2人、左に1人、
何やら興味深そうに半笑いで見てるが・・・
なぜ人が見に来るんだ・・・

俺「ってことは、痛いでしょ?(笑)」

皆「(半笑い)」


そういえば、注射を打つ場所は左小指側かと思ったら
こんな場所だった。

TFCC損傷 だけではなかった_e0207504_7295247.jpg


何でも、こちら側から隙間を通して患部へ流し込むということ。


先生が注射を持ってきて、いよいよかと思っていると
突然看護師さんが、俺の肩を後ろへ、手首を前へ思いっきり引っ張る。


え?手首取るの?


と思うような状態なので「え?」と言うと

先生「手首の骨に隙間あけて、そこに打つの」

俺「あぁ・・・そうなんですか・・・」


先生「さーん にー いーち ズボッ」


クソ痛い。

そして手首に何やら入ってくる感覚が痛烈で
痛みと同時に気色悪い。

注射器を睨みつつ「後半分入れば終わりか」と思っていると
先生が注射器から親指を外した。

すると注射器の中にその薬が戻る

するとまた親指に力を入れる


痛い


そして先生がまた注射器から親指を外した。

すると注射器の中にその薬が戻る

するとまた親指に力を入れる


痛ぇ


更に先生がまた注射器から親指を外した。

すると注射器の中にその薬が戻る

するとまた親指に力を入れる


痛ぇって


ドSか?ここにもドSか?

そう思っていると先生から説明が。


先生「戻るでしょう?これ重要なの」

俺「というのは?」

先生「中の袋に入れてるという状態なんだけど
それが破れてると、入り続けるわけよ」

俺「なら、戻るってことは良いことなんですよね?」

先生「そうそう、これは良いニュース」

俺「おお~」


先生「で、手首回してみて」

俺「はい。」

先生「さっきみたいに痛い?」

俺「全然痛くないです」

先生「その確認がしたくて、さっき左手首を回してもらったんだよ。
今即効性のある魔法の薬を入れたからね。」

俺「マジですか、そんなのあるんだぁ。
で、これどれぐらい効果があるんですか?」

先生「なんと3時間」

俺「だけ?」

先生「だけ」

俺「へぇ~・・・」

先生「ただ、2種類の薬が入っていて、1つは確認のための
魔法の薬で3時間だけど、もう1種類入れた薬というのは
2ヶ月かけて手の中で修復する薬だから」

俺「おお、2ヶ月!・・・(2ヶ月もか・・・)」


とりあえず、これで軟骨が繋がる人もいるので
3週間後にまた検査しつつ、2ヶ月の薬の効果を
期待するということになりました。


しかし、まさか手首の左右中央の
全てが別々の原因で痛かったとは。

血管炎症 VS 靭帯損傷 VS TFCC損傷

どれが最初に治ってくれるのだろうか?


何にしても長い付き合いになりそうですし、
TFCC損傷で悩んでいる人のアクセスもあるようなので
経過はたまに書いていきますね。





追記
TFCC損傷で悩んでいる人をネット上で見かけて
参考にさせていただいたりもいたしました。

ただ、その中でわりと多いのが

「TFCC損傷の症状に当てはまるので、
TFCC損傷だと思います、そうに違いない」

と自己診断をして、サポーター固定とかしている人も
かなり多いようですが、絶対病院に行くほうがいいです。

違う怪我や病気かもしれないですし、
TFCC損傷だとしても、治療が遅くなればそれだけ
治るまでの時間もかかってしまいます。


動物でもそうです。

教えて系のサイトに「うちの犬の体調が悪そうなのですが
どうすればいいですか?」

みたいなことを書いている人も多いですが
そんなことしてる間に病院に行きましょう。

また、精神的な病気もそうです。
自己診断でなりきってる人も昨今多いです。


「病院に行かないとどうなる?」
という選択肢、思考は危険ですよ。

病院嫌いな人もいますし、怖い先生もいたりしますが
本当に治したいなら行くべきですし、人に迷惑をかけないためにも
怪我や病気は治療すること(する努力)が礼儀でしょう。

自力で行けない子供や動物は周りの人間が連れて行く、
というのも当然のことだと思います。
by head-and-hand | 2012-10-17 07:55 | 日記

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