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地球から見りゃ微生物が書いてるブログ

headahand.exblog.jp

株式会社テイクアップアームズ 代表取締役であり競馬本作家& ライターをしている竹内のブログ

同じ質問をされる時

メールマガジン、ブログ、出版、
こういうことをしていると、何かしら連日のように
質問のメールが届きます。

私だと100通に1通ぐらい、
いや、300人に1人ぐらいの割合ですが

「何回同じ事を聞くんだ?」
「ってゆーか、回答読んでないでしょ?」

という問題ある送り主と出会います。

さて、先ほどふらりとお世話になっている
S先生のブログを見ると、どうにも同じような
ことに憤っているようです。

その先生がいくつか書いていることですが

・説明を聞いている途中から、自分に都合良く解釈して、細部まで聞こうとしない。
・自分が欲している回答しか耳に残らない
・聞きたい事が多過ぎて、且つ、自分の頭で整理しないまま質問してしまう。

この3つは心の底から「そうそう」と思いました。

私の場合、人から聞かれるのは
「競馬関連」「ライター関連」が大半です。

競馬関連で言えば、私の書いている本や
考案した理論というのは、元々ややこしいというか
オリジナル性が強いので、質問してくる人は
元からそこそこ理解力がある人が多いか、
努力家な人が多いので、基本的にはレベルの高い
やり取りができますし、逆に教えられることもあります。

ただ、

「自分に都合良く解釈して」

これに該当する人と出会うこともあります。

というのは、質問に対して返信する時に
メリットとデメリットを書いているにもかかわらず、
明らかにメリットだけを受け取って、デメリットを見ないので
後々になって、説明したはずのデメリット部分で躓いたことで
文句を言ってきたりします。

それはそのまま「自分が欲している回答しか耳に残らない」
にも関連します。

この手の人は「勝ちたい」と思ってますが
「負けたくない」という意識が無い場合が多いので、
欲している「勝ちたい」部分だけしか覚えてくれません。

そしてそれらの人の多くが
「聞きたい事が多過ぎて、且つ、自分の頭で整理しないまま質問してしまう。」
人にも該当していたりします。

質問メールを見ても、書いている内容が多い上に
まとまってないので回答することが難しいのです。

特にS先生の場合は生き物の命に関わるので、
絶対に伝えないといけないことを伝えようとしているのに、
相手が話を聞かず、何度も同じミスをされてしまう
悲しみや怒りというのは相当でしょう。

「お前が愛してるペットのことなのに
なんで耳に入らないんじゃこのボケ!!」

と叫びたくなることもあるだろうなぁと思います。


私の場合は、競馬に関していえばお金です。
大切なお金を使って勝負するのがギャンブルなのですから、
その人が少しでも勝てるように、少しでも負けが減るように
しなくてはいけないというのが心にあります。

ですから、多い時は1通1時間かけてメールしますし、
あまりに酷い人には普通に怒ります。

それで嫌なら去ってくださる方が、
その人が間違った考えで私の情報を使うより
よっぽどお互いにとって良いからです。

先日あったことですが、長文で届いたメールは
クレームなのか質問なのか、よくわからない内容でした。

ただ、そのメールの中で1つだけ分かったことは、
その人が、確率の計算方法を間違えていたということです。

今の競馬はデータ競馬ですし、私は特に
データを徹底して使った上でアナログ的な見方をする
というスタイルですから、そんな私が伝える情報は
データを理解してないと効果的には使えません。

また競馬の成績は当然確率を使いますから、
確率計算を間違っているという時点で、馬券を買う以前に
算数からやり直さないといけないレベルだと言えます。

本来突き放すような人ではありますが、
「確率計算を間違ったまま生きていくのか?」
と思うと、流石にそれは・・・と思い、確率計算から教えました。

その2週間後

いただいたメールをドキドキして開くと・・・

また意味不明な数値と文面があり、
それを見て考えてみると、また以前と同じ
意味不明な数値を出す計算をしていました。

なぜそうなるのか?
最初にS先生が書いている人達もそうだと思いますが、
これは恐らく、「考える前に聞く」「問題が発生したら即他人に任せる」
ということだからだと思います。

何かが気になり他人に聞いたところで、
その本人が頭の電源を切っていたら記憶できるわけがありません。

ネット上でもそうです。
「問題発生 → 教えて系サイトに掲載 → 教えてもらう」
こればかりですから。

また「教えてもらう → その場限り → すぐ忘れる → 問題発生」

違うでしょと。

「問題が起こらない努力を事前にする → 問題発生してしまった
→ 解決策を考える→ 誰かに聞くなりする → 考え理解する → 解決する」

こうしないとダメでしょう。
また、順序は違ってもどこかで自分で考えないと。


問題を解決してほしいから回答するわけです。

ところがどっこい、凍りついた問題を頑張って解凍したら
頭が潰決した、なんて冗談にもなりません。


でも、S先生だけではなく
知り合いのネット上で何かしている人達も
質問してくる人の「不真面目さ」にはよく怒ってます。

聞く耳を持ってないのに質問だけしてくる
なんて人は、どこへ行っても好かれませんよ。



by head-and-hand | 2012-12-22 22:55 | 仕事

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