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地球から見りゃ微生物が書いてるブログ

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株式会社テイクアップアームズ 代表取締役であり競馬本作家& ライターをしている竹内のブログ

天山

オリンピックも暑いですが、
夏と言えば新日本プロレスのG1CLIMAX。

初回は1991年、蝶野正洋が優勝した時で
この時期から小学生の竹内少年は
新日のファンになっておりました。

なので、G1の歴史=新日ファン歴
みたいな感じになっているだけに、
この大会こそプロレスであり、
この大会こそプロレスの頂点を決める戦い
というような印象を持っています。

第4回で蝶野が優勝し、3回目の優勝となった時の驚き。

その翌年、第5回で武藤敬司が優勝して
頭から流血をしながら、ダサいG1ガウンを着て
「武藤敬司は爆進します!」と叫んだシーンは
鳥肌が立ちました。

長州の全勝優勝、健介の悲願の優勝
山崎一夫の脳天をリングに突き刺さして
栄光を勝ち取った橋本真也の垂直落下式DDT。

中西学が武藤をアルゼンチンでへし折っり、
永田裕志が武藤敬司を叩き潰し、
蝶野と高山が死闘を演じ、天山がノアを沈めた大会もあった。

第14回、天山が当時新闘魂三銃士と言われていた
柴田、中邑、棚橋を倒しての2連覇をした時は
感動して泣きそうになりました。

死んだ橋本が背中を押して蝶野が優勝した第15回。
テンコジ対に揺れた16回、棚橋が初優勝した17回。

後藤のGはG1のG、後藤が優勝した18回。
真壁刀義がついに陽の目を見ることができた
第19回には、真壁刀義のマイクの上手さというものが
プロレスファンを痺れさせました。

記念すべき第20回は、新日を出ていって
フリーとなって帰ってきた小島聡が優勝するという
衝撃の事件がありました。

そして、昨年は内藤と中邑の死闘の末に
最年少IWGPを持ち、若いころはイグナショフなどと
総合で戦い、プロレスなのかガチなのか?
猪木の手の平で迷走していた中邑が、ついにG1に手が届き、
優勝旗を振り回す姿に震えたのが1年前。


そして現在、第22回のG1CLIMAXが開催されています。

大阪大会以外は見ることができましたし、
最終日のPPVもスカパーe2で購入しましたが
今年はどういう決勝が待っているのか?

個人的にはスポーツ連続観戦の締めが
このG1になりそうなので、大盛り上がりの試合を見たいです。


本年は外人選手が多く
MVP、アーチャー、ルーシュ、ベンジャミン、アンダーソンと
5人もいる上に、鈴木みのると丸藤の外敵も。
予想の難しい全18人の総当たり戦になっております。

で、今年は6大会が終わったところですが・・・

Aブロック、Bブロック共に
勝ち点4か6の選手しかいません。

全員が2勝3敗 もしくは 3勝2敗

超混戦

これで・・・

一気に大会が・・・

面白く無くなってます(笑)

プロレスはプロレスなので、結果というのは
面白くなるように最大の努力をしてほしいのですが
これではブッカーが「星取り計算が簡単なように」
やっているような印象を受けちゃうんですよね・・・


さて、ここからも混戦だと思いますが
現時点での予想を。

棚橋が丸藤に負けているだけに、
今後タイトル戦が棚橋VS丸藤であるでしょう。

そう考えると、棚橋が優勝しないで
他のレスラーが優勝すると、どちらを優先するのか?
となりますに、何よりこの場合最初に挑戦する選手は
棚橋に負けることがほぼ確定します(笑)

全然面白くないんですよね。

ただ、中邑はG1優勝しても即挑戦はしないで
IC王座を育てつつドームで挑戦するみたいな
発言をしているので、

Aブロック 棚橋
Bブロック 中邑

で中邑が勝っての2連覇。

中邑はオカダ・カズチカも下してますし
文句無いでしょう。

その後、棚橋が丸藤、鈴木みのる辺りと
防衛戦をしていく(あんまり見たくないが)

中邑は中邑でICの王座を、このG1で負けた
真壁、後藤、内藤らと防衛戦をしていく。

そして、ドームでタイトル戦。


と思っていたのですが、ぶっちゃけ試合を見て
一気に応援したくなったのが天山広吉。

怪我から復帰し、テンコジも復活して
タッグ路線で今後もボチボチするかと思いきや、
このG1では連日好勝負を連発しています。

アナコンダバイスからのムーンサルト(しかも完璧)
という必殺コースを出しまくりのコンディション。

まだ奥の手のアナコンダクロス、ダイビングヘッドバット、
原型TTDがあるという魅力。

今後の試合は、8月10日にMVP 11日に内藤、12日に中邑

MVPは取りあえず置いておいて、
内藤は膝の怪我をしたようで、映像を見ましたが
そういうアングルなのかな?と思う反面、
相当痛そうにトレーナーに何か耳打ちしていたので
ガチの怪我のように思います。

まぁそれでなくても、天山が以前新闘魂三銃士を
3タテにして優勝した時のように、今回は
後藤、真壁、内藤、中邑、を倒して行き
メインで棚橋を倒して、いわゆる「新日四天王+1」を
なぎ倒しての猛牛復活、優勝でいかがでしょうか。

するとお見事、このG1では天山はカズチカに
負けているわけですが、このカズチカが猛プッシュ
かと思いきや、普通に中邑と内藤に負けているだけに
落ちかけたバランスを、天山優勝で取る形にする
なんてことはないでしょうか。

最終日にカズチカと真壁が試合をしますが、
真壁が勝つような気がしますし・・・

下手すると、後藤もカズチカから10日に
星を返してもらってしていた場合、
凄く面白くないですか(笑)

2012年のプロレスで最も話題の男
本物、レインメーカーオカダカズチカが
棚橋にベルトを取られてから失速し、
G1の厳しさに飲まれて、内藤、後藤にリベンジされ、
Chaosの仲間でありリーダーの中邑に負け、
不調ではあるが、小僧には負けねぇ苦労人真壁に負ける。

カズチカはG1以降、レインメーカーを超える技を
模索してからまた這い上がれば良い。

何せ、レインメーカーという技が
内藤、棚橋、後藤はもちろん、タマちゃんや全日の近藤
彼らのように、受けが上手く派手にやる選手の場合
めちゃくちゃ見栄えが良かったわけですが。
このG1になり、天山とアーチャーが受けた時には
予想通りではありますが、しょぼいショートレンジラリアット
にしか見えなくなっているので・・・

なので、再考するきっかけになればいいでしょう。
考えてみれば、レインメーカーという技自体
凱旋帰国マッチでダダ滑りしたので、ネックブリーカー式を
ラリアット式に変えているわけですし、まだまだ改良の余地あり。

で、そんなカズチカは天山に勝っているわけですから
天山がカズチカに勝った四天王+1を倒して優勝し、
その後、天山とカズチカの試合なんて繋がります。


という妄想ですが、もう1回第三世代の価値を
上げるためにも、天山が好調な今そうなったら
いいなぁと思っています。

小島、永田、そして復帰してくれるであろう
中西を含めて、第三世代軍で第一線で最後の大暴れを
するきっかけにならないかなと。

テンコジも矢野飯塚と日本各地で
同じ試合をしているだけの存在は勿体ないですし、
もちろん矢野飯塚も、例えばどうせ新日に居るなら
鈴木軍との絡みだって斬新でしょう。

永田だって、いつまでも鈴木軍とちまちま
やっているのもどうでもいいでしょう。

今の新日は面白いですが、壁的な存在が
あまり誰にも無く、同じ対立関係が何年も続いているので
そろそろそれを打破しないともったないと思います。


同じことしてても、数年成立するぐらいの
面白さと良い選手がいるということにもなりますが、
それ故に、今ここで新しい波が沢山生まれたら、
相当また盛り上がるはずですからね。


でも、これだけはもうやめてね・・・



当時見てて背筋凍ったから。


まぁ普通に明日、天山がMVPに負けて
いきなり予想外れになる可能性も高そうですけど(笑)



by head-and-hand | 2012-08-09 15:28 | プロレス

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