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地球から見りゃ微生物が書いてるブログ

headahand.exblog.jp

株式会社テイクアップアームズ 代表取締役であり競馬本作家& ライターをしている竹内のブログ

ドラゴンストップしてくれる人がいない


ドラゴンストップとは、プロレスファンにはお馴染みの
藤波辰爾が長州橋本戦を止めたシーンです。



喧嘩をした時に、中間に入ってくれる人がいない。
これは今の世の中の深刻な問題ではないかと思います。

自分の意見が100%正しいと思っているので、
お互いが平行線のまま終わる喧嘩の図を
ネットではよく見るようになりました。

もちろん、世の中に善悪はありますし
喧嘩両成敗には嫌な思い出が多いので
大嫌いな私ですが、それでも中間に割って入ってくれる人は
いてくれないと困るなと思います。


ネットでの喧嘩を見ていると、
AはBに対して100対0で勝ったと思って
勝利宣言をして去っていきます。
Bはアに対して100対0で勝ったと思って
勝利宣言をして去っていきます。

これでは何も生み出さない喧嘩です。

喧嘩以外でも、例えば某会社のお菓子が不味いと
思っている人は、自分以外の全ての人も同じ意見だと
思い込んでいますから、美味しいという意見を出す人は
全てその会社の社員だと思い込みます。
そして社員認定、ステマ認定して、勝手に勝利宣言して
帰っていきますので、その人は永遠に自分と他人では
味覚が違うということを知らずに、また思い出さずに
どんどん自分が全ての世界へ行ってしまいます。

こういう時に、間に入ってくれる人がいれば
欠片程度の可能性で、その人も違う意見を持つかもしれませんが
常に敵と味方しかいない状態では確かに引くことができないでしょう。

これが、ネットだけの話であって
しかも僕らみたいな大人ならまだしも、
生まれた頃からネットがある今の子供達の世代が
そんな常識の中で生きていたら、実世界でもそういう人に
なってしまうのではないかと不安です。


野球でいえば、打たれたピッチャーが
「打たれてない」と言い張るし
三振したバッターが「ホームラン打っただろ!」と
言い張るような、ちょっと見てはいけない人達が
やっている野球がネット上では日々プレイボーイされてます。

そこに審判もいません。

観客まで「打った!」「打ってない!」に分かれてしまった挙句
最終的には「俺達の勝ち!」と宣言して自分達だけに見える
スコアボードに10対0と書いて球場を後にするんですよ。

常識的に考えて、おかしいと思いませんか?



by head-and-hand | 2012-11-14 03:15 | 日記

by 博徒TY