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地球から見りゃ微生物が書いてるブログ

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株式会社テイクアップアームズ 代表取締役であり競馬本作家& ライターをしている竹内のブログ

XJAPAN

人気ロックバンド・XJAPANのボーカルToshl(48)が、22日放送のTBS系バラエティー『中居正広のキンスマスペシャル』(後7:56)に出演。12年にわたる苦悩の日々や恐怖体験など洗脳騒動...
XJAPANを好きになったのはまだX時代の頃。

小学生の自分にはあのヴィジュアルと激しい音と
綺麗なメロディが衝撃的で、すぐに貯めていたお小遣いを持って
CD屋に走り、買えるだけCDとビデオを買った。

影響を受けてドラムを始めたり
また中学校には金髪にして投稿していたぐらい
子供の頃の自分にはとても大きな影響を与えたバンドだ。

1997年

突然の、突然の解散記者会見。

自分の生活の中に常にあると思い込んでいた
XJAPANというバンドの消滅。

全身から気力が無くなっていった。

ラストライブが終わり、紅白が終わり
その瞬間から、XJAPANの過去と今だけが残り
未来が無いという人生に変わってしまった。

それからたった数ヶ月

XJAPANファンの為に、いち早くアクションを起こして
新しい未来へ連れて行ってくれる船長のようだったヒデが
数ヶ月後に亡くなるなんて夢にも思っていなかった。

一方、解散理由となったトシは宗教にハマっていると報道されて
TVに毎日取り上げられていたが、その姿を見て怒りと悲しみが止まらなかった。

気合いを入れ続けてくれていたトシが
うそ臭いぐらいの見た目になり、意味不明のことを言っている。
目はぶっ飛んでいるし、少なくともXJAPANのトシとはかけ離れていた。

正直、トシがこんなことになっていないのであれば
ヒデは死んでいなかったと、その頃はレコーディングでもしていて
死んだその日、その時間にその場所にいなかっただろうと思うと
更に怒りが増していき、それは本当に長く10年以上心にあった。

2006年

XJAPANがSAWの主題歌I.Vで再結成。

自分の好きな映画の主題歌ということもあったが
何より、XJAPANがまた活動するということで
過去と今から未来に突然繋がりが生まれたという感動があった。

当然ヒデはそこには居ないが、彼のギターはその場にあり
彼の音もその中にあり、肉体がなくても存在感を感じることができた。

ヨシキが手に持っていたヒデの人形が涙を誘ったし
パタもヒースも変わらず、そしてトシはXJAPANのトシになって
解散する前よりも凄い声を持っていた。

そして復活LIVE。

初日、2時間遅れで開場した土砂降りの雨の中ずぶ濡れで待った。

予想通りだったが、1曲目はTHE LAST SONG。
XJAPANが1度終わった時、最後の曲での再開。

『終わらない雨、抱きしめた、夜が朝を迎える』

トシの凄まじい声と大歓声。

聴いた瞬間に涙が止まらなくなった。

Silent Jealousyでは頭を振りながら号泣した。

ヒデはステージにはいないけど、音も存在も感じたし
ひょっこり出てくるんじゃないか?とも・・・。

でも、ヒデのためにヨシキが作り
ボーカルは入れてなかったけど、その音はファンは皆知っていた
Without youという曲を、ついにトシが歌った瞬間

「あぁ、ヒデは本当に死んだんだな。」

そう思ったし、でもそれと同時に

「やっとヒデを見送ることができるんだなぁ」

そう思うと、前が見えないぐらいの涙が溢れていた。


それから、やっぱりトラブルの多いバンドは色々あり
世界でのツアー、日本でのライブがあり
ヒデメモリアルライブがあり、でも未だにCDがリリースされないなど
これがいつものXJAPANなんだけど、活動はグダグダ(笑)

それでも、このバンドが現役か、過去のものか
その違いはとても大きいんだよなという感じです。


さて、何だかんだで一番話題を振りまいたトシが昨晩
金スマに出演して、一連の洗脳騒動について語った。

見ていて辛くなるような内容だったし
ヒデへの自責の念も語っていた。

視聴者として見ていても、トシは本当に辛いことがあって
それを乗り越えて今があるんだなと思ったし、
また同時に、例の自己啓発セミナーやその代表のMと
トシを破滅させるためだけに近づき結婚したKに対しては
心の底から怒りと軽蔑が沸いてきた。

もちろんこの番組を見る前から知っている構図ではあったが
生々しいまでの再現VTRを見ていたらもう・・・やり場のない怒りが。

こいつらがいなければ、XJAPANには今もヒデがいて
本当は聴けた曲もあって、ライブもあって、トラブルも事件もハプニングもあって
ヒデのソロも聴けたし、予定されていたマリリンマンソンとのライブも観れただろうし
色々と楽しい未来を奪われたんだなと思うと・・・。

ヨシキとヒデのじゃれ合いも
パタとヒデのツインギターも
ヒデのヒースいじりも
トシとヒデの微笑み合いも

全て奪われてしまって、それはどうやっても二度と見れない。


ただ、ヒデなら「俺が居ないXJAPANだから生まれることもあるだろ?」と
言うんだろうなと思うわけです。

だから、XJAPANはこれからもヒデが居ないからこそ
ヒデが居たらなぁ・・・なんて言われない曲、そして活動をして欲しいなと
心から思います。

再結成をして、活動をしているならそれは義務だと思うんですよ。

音楽で義務、ロックで義務なんて最悪に格好悪いことですが
背負っている物が大きすぎるバンドなんですからそれは仕方のないこと。


そこまでやって、本当の意味での最後、ファンもXJAPANのメンバーも
誰もが納得行く形でのフィナーレをどこかで迎えてほしいなと思います。
by head-and-hand | 2014-08-23 00:52 | 日記

by 博徒TY